オーガー(Augur)は時価総額が約250億円で
2015年にイーサリアムから分離する形で誕生したアルトコインです(2017年時点)

基本情報
通貨単位:REP
発行年月日:2015年10月
発行上限:1100万REP
発行量:1100万REP  ※2017年11月時点
時価総額:第33位 (約250億円) ※2017年11月時点

 

オーガー(Augur)概要

オーガーは、2015年にイーサリアムから
未来予測市場のための分散型プロトコルという名目で
分裂して誕生した仮想通貨です。

オーガーの最大の特徴は、
未来予測市場をターゲットとした
未来予測のプラットフォームを持っていることです。

オーガーは、ブロックチェーンの情報として
未来の予想と、予想する際のルール、予想に対する報酬など
未来予想に関する様々な情報を持つことができます。

もっと、具体的に言うと、
賭け事の、掛け金や、オッズ、賭けに買った際の報酬などの情報を
オーガーが一手に引き受けることができるということです。

さらに、オーガーは分散型プロトコルである為、
それぞれのユーザーが自由にギャンブルを立ち上げて、
掛け金を募ることが可能なんです。

何か魅力的な賭けの対象を用意出来れば、
オーガーを使って誰でも賭け事を企画できるということです。

また、ブロックチェーンによって全てのユーザーに
情報は開示されているので
元締めなどの人物が、その賭け事をコントロールして
不正を働くといったことは不可能です。

このように、
オーガーは、未来予測という他の仮想通貨にはない
技術を持つ唯一無二のアルトコインです。

例えにも出したように、オーガーの技術は、
ギャンブルなどの賭け事にはうってつけです。
ただ、そのギャンブル向きの特性では
ビットコインなどのような世間一般的な普及には
繋がらないとも考えられます。

ちなみに、オーガーの通貨単位は、
通貨名とは全く関係無いREPという単位となってますが、
これは、Reputation(評判)に由来する単位名です。
リップルという他のアルトコインと間違えやすいので注意して下さい。
実際、リップルと間違えてオーガーを買ってしまった人もいるので。

 

オーガー(Augur)の価格推移

オーガーの価格の推移を見てましょう。

上のチャートが
1REPあたりの価格(円)の推移です。

まず、気になるのが2016年2月の爆上げですが、
300円程度から4万円弱まで一気に上がって、一気に戻っています。
特に大きな材料が出たわけでもなく、一気に値を戻したので、
何らかの大きな手違いが発生したんだと推測されます。
流通量の少なさが、このような突発的な上下動の要因とも考えられます。

その後、2017年までは、1000円に届かない範囲で、
緩やかに上下動していたのですが、
2017年の後半に急激な上昇を始め、
結果、2017年の1年間で17倍も上昇しました。

ただ、オーガーの上昇に際して、これといった
いい材料が出てきたわけでもなく、
仮想通貨全体の上昇に引っ張られた見る向きが強いです。

オーガーはイーサリアムから分裂したアルトコインなので、
特にイーサリアムの動きに引っ張られる傾向があり、
2017年の年末もイーサリアムの上昇に引っ張られた可能性が高いです。

また、REPという通貨単位から、リップルと間違えた人の購入が
価格の上昇を支えたという、本当かどうか分からない噂もたっています。
(確かに、紛らわしいですね、単位は通貨名と合わせて欲しいです。。)

未来予測という分野において、
現状、オーガーと競合する仮想通貨はありません、
そういった意味で、オーガーには確固たる価値があり、

その価値が認められた時、
イーサリアムなどの上昇に引っ張られるのではなく、
オーガーとしての本当の価格上昇が始まるでしょう。