仮想通貨投資でメリットともデメリットとも言えるのが変動の大きさです。
投資対象の変動の大きさのことをボラリティと呼び、
ボラリティが高いほど短期間での変動が大きい為、
上手くやれば、短期間で大きな収益をあげることが出来ます。
ただし、逆もしかりで、売買が裏目にでれば、
短期間で大きな損失を被ることもあります。
正直、今日、仮想通貨の価格が上がる下がるかを
予想することは不可能です。
今日、明日ではなく、もう少し長いスパンで見れば、
規則性にもとづいて上がる下がるかの判断は可能と考えます。
その規則性を見極める際に元なる原則は、
ビランデルの法則と呼ばれる、
あらゆる投資対象に当てはまるとされている価格の変動法則です。
以下にグランビルの法則の例を示します。
グランビルの法則は
大きな上昇は、小さな上昇と下降の繰り返しで形成されていて
大きな下降も、小さな上昇と下降の繰り返しで形成されているという
基本的な考えにもとづいて8個の売買条件を示しています。
まずは、4個の買いポイントについて。
②価格が下降してきて移動平均線を下に抜いた直後に反発した時
③価格が下降してきて移動平均線付近で反発した時
④価格が急降下して、移動平均線から大きく離れた時
次に、4個の売りポイントについて。
②価格が下降してきて移動平均線を下に抜いた時
③価格が下降してきて移動平均線を下に抜いた直後に反落した時
④価格が下降してきて移動平均線付近で反落した時
以上がグランビルの法則の売買ポイントとなります。
価格が移動平均線よりも上にあるか下にあるかで
現状、買いが優勢なのか、それとも売りが優勢なのか判断します。
買い優勢の場合は、その流れに便乗して買いで入ります。
売り優勢の場合も、その流れに便乗して売りで入ります。
このように優勢の流れに乗るように取引することをトレンドフォローと言います。
トレンドフォローの場合、最も注意しなければならないのが
買い優勢から売り優勢への変換点と、売り優勢から買い優勢への変換点の見極めです。
この見極めを誤ると全く逆の取引になってしまいます。
チャートを見てみて移動平均線付近を何度も跨ぐ用であれば、
その投資対象は中期間保持には向いてませんので、
別の投資スタンスを適用することをおすすめします。
グランビルの法則は人間の一般大衆的心理を反映している為、
投資に参加している人数が多ければ多いほど、
価格の動きが法則に合った動きに近づいていきます。
そういった意味で、まだ歴史の浅いアルトコインでは、
投資への参加人数がまだ少ない為、
グランビルの法則を使えない可能性が高いです。
仮想通貨で、グランビルの法則に基づく
中期間の取引を行うのであれば、
現状は、ビットコインの一択しかありません。
ただ、仮想通貨内では
圧倒的なシェアを誇るビットコインであっても
株式やFXと比べてその歴史は浅く、参加者の数も少ないです。
結論として中期間での取引は、
ビットコインならやれるかしれないが、
あまり、おすすめしません。
長期保有に比べて労力は要しますが、
その分のリターンが得られるとは考えにくいからです。
もし、取引回数を増やして細かく利益を出したい場合は、
仮想通貨よりも参加人数の多いFXや株式をおすすめします。